「最近抜け毛が増えた気がする…」
その原因、実は 女性ホルモンのバランス にあるかもしれません。
女性の髪はホルモンの影響を大きく受けるため、ライフステージごとに抜け毛や薄毛のリスクが変化します。
この記事では、美容師である私が 更年期や産後に起こりやすい薄毛の理由と対策 を解説します。
女性ホルモンと髪の関係
女性ホルモンには主に以下の2種類があります。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
髪や肌のハリ・ツヤを保つ働きがある - プロゲステロン(黄体ホルモン)
妊娠・出産に関わるホルモンで、体調変化をサポートする
特に髪に大きな影響を与えるのが エストロゲン。
このホルモンが減少すると、髪の成長サイクルが乱れ、抜け毛が増えてしまいます。
更年期に抜け毛が増える理由
更年期(45〜55歳頃)には エストロゲンの分泌が急激に減少 します。
その結果、以下のような変化が起こります。
- 髪が細くなり、コシがなくなる
- 抜け毛が増える
- 分け目やつむじが目立つ
👉 更年期の抜け毛は「老化現象の一部」ですが、正しいケアを行えば進行を遅らせることが可能です。
産後に抜け毛が増える理由
妊娠中はエストロゲンが増えるため、髪が抜けにくくなります。
しかし、出産後はホルモンバランスが急激に変化し、一時的に大量の抜け毛 が起こるのです。
これは「分娩後脱毛症」と呼ばれ、ほとんどの場合 半年〜1年で自然に回復 します。
女性ホルモンによる薄毛対策
- 栄養バランスの良い食事
大豆イソフラボン(納豆・豆腐)やタンパク質を意識して摂取。 - 睡眠とストレスケア
ホルモンバランスは自律神経と密接に関係しています。 - 頭皮マッサージ
血行を促進し、髪の栄養供給を助けます。 - 女性用育毛剤の活用
頭皮環境を整え、抜け毛を防ぐサポートをします。
まとめ
- 女性ホルモン(特にエストロゲン)は髪の健康に深く関わる
- 更年期や産後はホルモンの変化で抜け毛が増える
- 食事・生活習慣・育毛剤でケアすることが大切
💡 「最近抜け毛が気になる…」と感じたら、早めの対策がポイントです。
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